ただし、棚田の周りのアスファルト道路からの撮影でしたら、申請は必要ございませんが、他の見学者や通行に十分な配慮をいただきますようお願いいたします。
また、
東京から一番近い棚田として知られている「大山千枚田」は、周辺の山並みや自然と相まって素晴らしい景観を形成しています。
平成11年に「日本の棚田百選」に選定され、さらに平成14年には千葉県指定名勝となり、景観地として多くの人が訪れるようになりました。
この大山千枚田の保全と活用をはかるため、平成9年に千枚田の地権者と支援者によって大山千枚田保存会が結成され、様々な活動がスタートしました。平成12年3月には、保存会の活動の主軸となる「大山千枚田棚オーナー制度」が発足。都市と農村の交流を目的としたこの制度は、スタートと同時に大きな反響を呼び、初年度は39組の棚田オーナーによって米づくりが行われました。この年、大豆畑トラスト制度も発足、第一回大山千枚田フォトコンテストも開催されています。
大山千枚田への知名度が高まるにつれ、棚田オーナーへの応募者もスタート時の3倍程度に増加し、毎年136組が棚田での米づくりに取り組んでいます。
また、鴨川市中山間地域活性化協議会が結成され、平成16年から鴨川市内に点在する他地区の棚田でもオーナー制度が始められました。長狭地区、曽呂地区などそれぞれ地域の特性や環境をいかした米づくりが展開されています。
棚田オーナー制度に参加している多くの人は、県北、東京近郊など都市部に住む人たちです。農作業は初めて、田んぼに入るのも初めてという人も多くいます。四季の移ろいとともに変わる棚田周辺の自然や景観を楽しみながら、家族や仲間たち、あるいはサークルで米づくりに取り組んでいます。
無理せず、できる範囲で何よりも米づくりを楽しんでほしい、これが受け入れる人たちの思いです。作業の後の、野辺での休息も楽しみのひとつという方も多くいます。棚田は楽しい!
チャレンジ棚田オーナー!